法人設立ワンストップサービスを利用してみた<総括>

2021/10/26

その他

 


法人設立ワンストップサービスとは・・・

法人設立時には、法人登記だけではなく、各行政機関にも届出などの手続きがあり、なかなか大変なものですが、このサービスを利用することで一括で各種申請等の手続きが可能なサービスとなっています。

マイナンバーカードの電子署名を使って手続きを行いますが、デジタル庁で運営しているマイナポータルというオンラインサービスで手続きが可能です。

説明を見る限り、画期的なサービスと思っておりましたが、なかなか敷居の高いサービスと言わざるを得ませんでした。

第一関門は、「法人登記」、、、それもオンラインで、というのがやっかいです。
※私は仕事柄、オンライン登記は日々の業務ですので、全く問題にはなりませんが!
(※※ただし、法人登記は司法書士が行える業務です。)

パソコンで、サービスを利用する場合、
マイナンバーカード・カードリーダー・Acrobatは必須です。(電子署名に必要)
※PDFに電子署名を付与することが必要となるが、この行為が一般化していないので、素人の方は難儀すると思われる。

ただ、法人登記の際、不備があり法務局よりTELがあったが、対応はピカイチに良かった。
(訂正、やりとり1日で法人登記が完了したのでビックリでした。)

各種届出(税務署、都道府県、市町村など)についても、記載する情報などが分からないので、その都度、紙ベースでの記載例(他のWEBサイト)を参考にしながら、入力の必要があった。
※こういったところが、まだまだ発展途上にように感じました。また、同じ情報を何度も入力する必要もあったり、無駄が多かったのもデメリットでしょうか。

で、私がハマったのは「被保険者の社会保険加入手続」で、こちらはワンストップサービスには含まれていない手続きでした。(完全に見落としてた)
(※「健康保険・厚生年金保険 被保険者資格取得届」の提出が必要)
別途、オンラインで手続きが可能でしたが、手続きに必要な「事務所整理番号」が手元に無いので(出来立てホヤホヤなので)、仕方なく紙ベースで届出を行いました。
ただ、日本年金機構よりTELがあり、上記の手続きが必要である旨の連絡があったので、この辺は好感が持てますね。

正直、「法人設立ワンストップでは無いサービス」でした。

✅まとめ

色々調べていると、私が利用する前は、可能な手続きも少なかったようです。
これからも、もっと使いやすく改良されていくものと思いますので、方法の一つとして考えてもよろしいのではないでしょうか?

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