着手金や中間金で仕訳(使用する勘定科目)について

2021/05/30

簿記・仕訳

 

業務を行う上で、着手金や中間金を頂戴する場合が時折あります。

各事務所の考え方によってケースバイケースですが、私の事務所の場合、大規模であったり、長期に渡るときは、契約書を取り交わしたり着手金中間金の交渉を行います。

では、実際に着手金や中間金をいただいた場合の仕訳は、どのようになるのでしょうか?

使用する勘定科目は「前受金」です。

前受金負債となります。

✒着手金や中間金の入金時

事前に、50万円が前金として、振り込まれた場合
<仕訳>
〇月×日 普通預金 ¥500,000 / 前受金 ¥500,000 (摘要)〇〇業務


✒業務が完了し、売り上げを計上時

事前に50万円を頂戴していた業務が完了し、売り上げを立てた場合
<仕訳>
◇月△日 売掛金 ¥2,500,000 / 売上 ¥3,000,000 (摘要)〇〇業務
     前売金 ¥500,000

✒似たような勘定科目

前受金に似たような勘定科目で、仮受金や預り金などがありますので、使用時には注意してください。
  • 仮受金→何のための入金なのか不明な場合に使用します。(これを使うようではマズイです。)
  • 預り金→その名の通り、預かったお金ですので、後で支払いに使用するお金です。(従業員の税金などが、それに当たります。)

✅まとめ

業務を行う前に、支払いがあった場合でも、いきなり売り上げとして計上せず、前受金として処理後、業務完了時に売り上げとして処理するようにしてください。
※それが実際のお金の流れと合致することになります。

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